昔から鶴岡市で「おかいこさま」と呼ばれるほど大事に育てられてきた蚕。

年長さんの他クラスでも面倒をみながら生き物の成長、そしてまゆになるまでをみせていただくことにしました。

蚕は新鮮なクワの葉を食べます。

クワの葉は蚕にかぶせるようにしてあげること、そして幼虫は人の体温を熱く感じるので手では触らないことをお話ししています。

「え?!触っちゃいけないの?」

「どうやってお部屋の掃除するの?」

蚕を葉っぱの上にそーっと乗せて移動するんだよ、と見せると、「そっかぁ!」と子どもたち。

触らないように、落とさないように、そーっと移動させていました。

蚕の観察をしていて、子どもたちは体の動かし方や模様などを話し合っていました。

「ちょっと縮んで、体を伸ばして、って前に進んでるよ!」

「上むいて葉っぱ食べてるよー!」など。

そしてお部屋の掃除の最後は・・・

うんちです。

昨日のうんちもとっておいたので見比べてみました。

昨日のうんちと比べると、すこーし大きくなっていました。

体が大きくなるとうんちもどんどん大きくなっていく蚕。

毎日成長を観察していきたいとおもいます。

 

お蚕様を絵に書いたあと、観察している中で気づいたことや、お蚕様の気持ちを考えたお話などをしてくれました。

「この中で一番大きな蚕だよ。」

18匹いる中で一番大きな蚕を描いていた子もいました。

「葉っぱをムシャムシャたべていたよ。食べたらすぐにウンチしていたよ」

「葉っぱの上にいてご飯を食べているお蚕様がいたから、僕も食べたいなーって待ってるお蚕様もいたよ!」

「背中に茶色い模様があったんだけど、小さいのと大きいのがあって、割れてた!」

など、話を聞くとよく観察して描いたことがわかります。

 

大きくなること、まゆになることなどを楽しみに取り組んでいきたいとおもいます。

 

5歳児担当