4,5歳児で、炭焼小屋とひゃくねん森に行ってきました。
…ひゃくねん森?
どんな森かといいますと、親子3代に渡って森を守り続け、1代目の森の守り人から数えて100年くらい経った森(実樹齢は85年だそうです)ということだそうです。
加藤さんが、ひゃくねん森について教えてくれました。
「ひゃくねん森は“人工林”つまり人が木を植えて出来た森。みんながよく行く氣比の森は自然にできた“天然林”」ということでした。
最初3000本の杉の苗木を植えて、それから間伐、下刈、枝打ちを重ね、森を整備し…3000本あった杉も400~450本まで減り、今ではお~っきな杉に育っています。
東京から来た学者さんが、ひゃくねん森を見て言うことには“日本で5本の指に入るほど立派な林だね!”間伐に下刈、枝打ちと大変な手入れ作業であったのではないかと思います。
ひゃくねん森に入る前に、炭焼小屋で炭も見せていただきました。昔は、森を守るために間伐した木材、竹などを利用して、板にしたり、こいのぼりの竿にしたりと活用したそうです。その中の活用法の1つが“炭”。今では電気・ガスが普及してなかなか使われなくなった炭。三瀬保育園では、園庭で煮炊きをしたり、キャンプでパン焼きをしたり、結構活躍の場が多い炭です。竹炭用の長い竹が、小屋の脇においてありました。竹は1年間で真っすぐ太陽に向かってぐんぐん伸びていくそうです。木とは成長の速さが違うということも教えていただきました。
さて、ひゃくねん森にはいりますよ~。杉が綺麗に伸びています。
ひゃくねん森ではあっちこっちで湧き水が。いや~透き通ってますね~。おっ!なんだ?えらい緑の物体が!!まりも!?まりも!?水草が岩にくっついているようです。鳥海まりもっていうそうです。確かに、でかいマリモに見えます。
太い竹もにょっきにょき。加藤さんから「木も竹も太陽の光をいっぱい浴びてぐんぐん育っていくよね。みんなもお家の中にいるだけじゃなくて太陽浴びて外でいっぱい遊ぶとどんどんおっきくなるんだよ~!」…そうですよね~。そういえば、最初竹のお話をしてくれたとき、1年間でこんなにおっきくなるって教えてくれました。
ありゃりゃ…雨が落ちてきました。ふきの葉っぱを傘にして、炭焼小屋に戻ります。
小屋について、保育園で焼いた、焼きたてパンと手作りイチゴジャムをぱっくぱく。
ご飯は雨も降ってるし、保育園で食べようか~と話していると加藤さんご夫婦が、炭焼小屋の中にテーブルをセッティングしてくれました。炭の香りを嗅ぎながらのランチタイムです。パンを食べたすぐあとだったのですが、ひゃくねん森を歩いてお腹がすいたのかご飯もたくさんお代わりをして食べていました。
炭焼小屋の雰囲気とひゃくねん森の美しさ。いい体験になりました。加藤さんご夫妻、様々なお心遣いをありがとうございました。今度はちっちゃい子たちとも行きたいなぁと話していたところです。
少々CMを…。ひゃくねん森では「ひゃくねん森の散策&炭焼き体験」を行なっているそうです。炭焼き体験面白そうですね~。
それから、もう1つ。去年も由良の榊原さんから春わかめをいただいたのですが、今年も頂きました~。柔らかくて香りも良くて、とっても美味しかったです。ありがとうございました。
今日も地域の方の優しさを感じる1日となりました。ありがとうございます。
(福)