1歳児さんの遊びを見守っている中で、立ち止まっていることが多いことに気づきました。その目線の先をみてみると、

木の椅子に座って本を読んでいる2歳児さんがいました。しばらくすると、男の子はゆっくり近づいていき、二人の隣の端っこにそっと座ってみました。嬉しくなってにこっとしたのですが、先に座っていた二人から「今座ってるからね」と声をかけられ、元のこの場所に帰ってきました。その後も遊ぶ中で手をとめては椅子のほうを見つめる姿がありました。

海の部屋ではロフトの上でお友だちが遊んでいます。笑い声が聞こえてきて、先程まで積み木をして遊んでいた女の子がそれに気づいて立ち上がりました。ここでしばらく見つめていましたが、

もっと近くで見てみたいと思ったからか、お友達の遊んでいる真下まで進んで行くのですが、その間も視線はお友達をじっと見つめていました。

園庭で遊んでいる男の子。お水のある場所が気に入ったようで、水たまりや小川を行ったり来たりして遊んでいましたが、足をとめてじっと見つめています。目線の先には大きな水たまりでジャンプして遊んでいるお友達がいました。大きな笑い声、豪快な水しぶきがとんでいました。

しばらくして男の子はさっきまでの遊びと同じように、行ったり来たりして遊び始めるのですが、大きな水たまりまで来るとお友達の輪に入っていきました。みんなの顔を見上げて、男の子も笑い、周りがジャンプしたときには尻もちをつくようにしてしゃがみ込んで一緒に遊びはじめました。

遊びの中で、ふと手をとめて、足をとめて周りの遊びを見ることで子どもたちの興味や遊びが日々広がっていることを感じています。

担当:1歳児