園庭で遊んでいると時々「ポトン」と音が鳴ります。
木から落ちたとちの実が自転車小屋の屋根にあたる音です。
そのとちの実をおろし金でけずってみると
「あ!中白い!」と男の子。
「僕もやってみたい」というのでどうぞと渡しました。
「見て〜」「うわぁ〜すごい!」
「できたらここにちょうだい」と男の子が伝えると、けずったお友達がお弁当箱にパラパラとかけてくれました。
「とちの実が白くてお米みたいだからとちの実ご飯にしよー。」
「いいよ」
「つかれた?もっと削れる?」
という面白い発想と、お友達への優しい声かけの会話が聞こえてきました。
この様子を見ていたお友だちが「僕も入れて〜」と道具を持ってやってきました。
テーブルの上はおろし金でとちの実を削るお皿でいっぱいになりました!
「できたら今度はお鍋にに入れて〜」と右側の赤い帽子の男の子が言いました。
「とちの実スープつくるよ〜」
「いいね!」
「いいこと考えた!僕お店屋さんごっこしよ〜っと。」と男の子二人が移動しました。
「僕もする!」「僕も!」「僕も!」とみんなでお店屋さんごっこをすることにしました。
「ぼくはチョコレートアイスつくるね!」
「ぼくはとちの実アイス〜」
「大変だー!とちの実が足りない」
と、しばらくとちの実遊びを楽しみました。
とちの実けずりや、とちの実料理づくりは一人一人が自分で用意した道具で行なっているのですが、自分の思いを発言したり、友達の発言に返事をしたりしているので、まわりのお友達が何の遊びをしているのかがわかり、みんなで同じ遊びを楽しみました。
3歳児担当