今年度も4歳児さんは、小さなおさかなさんたちの旅を

いろいろ想像し、お話を考えて表現活動をしました。

今年は、三瀬の浜辺で生まれ育った、小さなお魚さんたちが、

南の海の方まで冒険に行き、南の国で『ジュゴン』という

大きな生き物に出会うというお話です。

大きな体をしているけど、優しい顔をしていて、

周りにはいつも小さな魚たちが群がっている。

海藻が大好物のとてもやさしい生き物のジュゴンに

子どもたちはとても興味を持ちました。

今日は年長さんが、海の生き物の暮らしを想像して

共同画の表現活動に取り組みました。

考えを出し合ってグループでジュゴンを

描いてみることにしました。

写真や海の中を泳ぎ回るジュゴンの動画をみて、

思った事や感じたことを話し合いました。

★ジュゴンって体が大きい。

★やさしい顔をしている。

★ジュゴンさんはやさしそうな顔をしているから、

そばに小さな魚たちがくっついている。

こわい魚がやってきたとき守ってくれそうだから。

★ジュゴンの目は小さい。

★みんなと仲良く暮らしている。

というような言葉が聞かれ、あっという間に

ジュゴンのことが大好きになったようでした。

3グループに分かれて、共同画を描くことにしました。

「グループどうやって決める?」と、問いかけてみると、

「あみだくじ!」「おみくじ」というような声が返ってきたので、

今日はおみくじを引いて決めることにしました。

「大吉」

「中吉」

「小吉」

と書かれているくじを引いて決めました。

文字をみて、大吉グループだ!などを喜んでいました。

そして、大判紙を2枚張り合わせた紙に、大きくジュゴンを

描いてみることに挑戦してみました。

写真をみながら、どのように描こうかと思案しながら、

じっくりと考えていました。

その後、どのグループも、紙の真ん中に大きなジュゴンを書き始めました。

クレヨンで描いたジュゴンに絵の具で色をつけていくことにしました。

白、黒、茶色の絵の具を混ぜて、ジュゴンを染める色づくりも

盛り上がっていました。

微妙に違う色がどんどん出来ていって、

そのことが楽しくて仕方ない様子でした^^

お気に入りの色ができたところで、すいすいと染めていきます。

ジュゴンを染め終えると、周りに、お友だちの小さな魚の

熱帯魚を描いていきました。

小さなお魚さんたちは、ジュゴンにどんなお話をしているのかなぁ~

そして、ジュゴンさんは小さなお魚さんたちに、

どんな言葉を返しているのかなぁ?

海の中の生き物たちの暮らしに思いを膨らませて

描いていると、どんどん海の中に自分も

潜り込んでいくような気持になります^^

2月に鶴岡アートフォーラムで開催される、

子ども美術展へ出品する共同画への取り組みについて

一日目の今日の様子を紹介させていただきました。