以前いただいたバラを使って染物をしました。

染液に和紙を入れると鮮やかなピンク色になりました。

そこに薪ストーブから出た灰を水に入れ、沈殿するのを待って、上澄みの水を取り出した灰汁水を用意し、手のひらにつけ、ピンク色に染まった和紙を触ってみると…

なんと不思議!ピンク色が青色に変化しました。『え??』『なんで??』『魔法みたい!!』『魔法の水だね(灰汁水)』など驚きの声と共に不思議に感じ、何度も何度も灰汁水を手に付けては色の変化を感じていました。何回やってもピンクの部分が青く変化します。

今度は染液に重曹を入れてみると、ピンクが濃い紫に変わりました。すると、『その粉魔法の粉だね!!』と一人が言うと『僕たち魔法使いになったみたいじゃない?』とワクワクした表情で話をしています。

濃い紫にそめた和紙に、今度は手のひらにお酢をつけて触ってみると…

今度はピンク色に変わります。

『紫がピンクになった!!』『ほら!みて‼変わった!!』『なんでーーーーー??』『魔法のお酢だねー!!』と不思議で何度も何度も手にお酢をつけ色の変化を試しています。

色の変化を模様にして楽しんでいました。

指にお酢をつけ水玉模様にしていました。

魔法の液(お酢・灰汁水)と、魔法の粉(重曹)を使って、色が変わる不思議を感じ、自分が魔法使いになったようだとなりきって遊んでいました。

自分の驚きを、見に来た小さい組のお友だちにも伝えたくて、『見ててね~魔法使うよ~』『ほーーら色変わったでしょ~』と伝え小さい子を驚かせていました。

今までツバキ、ミズ、フキ、スイバで染物をしてきました。いつもはどんな色になるかなー?と抽出される液の色が何色になるのかを楽しんできました。

今回のように色を変化させる染物は初めてで、変化する不思議を『魔法』と呼び、魔法使いになりきって遊びました。

担当:そら組(5歳児)