涼しくなり、園庭にトンボが飛んでくるようになりました。
三輪車に乗ろうと取っ手をみると、トンボが止まっています。手を近づけると、
「あっ、とんだ~!」
飛び立ったトンボが・・・・また戻ってきました。
「トンボ、きたよ!きたきた!」
何度も飛び立ち戻ってくるトンボに、女の子も声が大きくなります。
「なになに?」「何してるの?」
「トンボだよ!!」
「トンボみたい!」 「トンボ みせて~」
と、言いながら周りにいた友だちが集まって来ました。
女の子は、また手を近づけてトンボを飛び上がらせ、
「ほら、きたでしょ~♪」
と嬉しそうに教えてくれました。
「とんだ!とんだ!」「きたねぇ~」
3人はトンボが動くたびに声を出して見ていました。
そして、二人の女の子が他の遊びに向かうと、
女の子はトンボがとまる三輪車には触らず、同じ形の別の三輪車に乗って行きました。
トンボが飛んで来るようになり、いつもより視点を上に向けて探そうとしているこの頃の2歳児さんたちです。
トンボさんたちも子どもたちの興味に合わせて姿をじっくりと見せてくれます。
お互いの微妙なやりとりと、気遣いがみられます。
担当:2歳児 さと組