茎についた実を取る作業です。

まずは年長さんが挑戦しました。

「すごくいいにおいがする!」とやり始めた年長さん。

実際に触ってやってみると、「どうやってやるの?」「こう?」「爪でやるの?」「これしそ?」「食べれるの?」どんどん疑問が生まれてきます。

「中に何か入ってるよ!豆が集まってるみたい」「種じゃない?」という発見もありました。

回数を重ねるごとにどんどんうまくなり、

「ぷちぷちぷちってなんか楽しい!」「これで料理したいな!」などと、わくわくが増えていきます。

「○○くん(実際に見せながら)こうするんだよ!」「ここ(根本)を持って……ほら!」

あとから来たお友達に教えてあげる姿もありました。

年長さんが集中してやっていると、だんだんと小さい子たちも集まってきました。

「なにしてるの?」「〇〇もやりたい!」と積極的に触ってやってみる3歳児さん。

触りはしないけれど、後ろから真剣にのぞく2歳児さん。

みんな興味津々でした。

少し落ち着いてから、4歳児さんもやってみました。

「これどうやって食べるの?」という疑問からどんどん会話が広がっていきました。

「味噌に入れるの?」

「ハンバーグにかけるのはどう?」

「ポテトとかもおいしそう!」

「じゃあマヨネーズに混ぜて、ポテトにつけるのは?」

「ふりかけみたいにパラパラってするのもよさそう!」

「しそ巻きの味噌の中に入れたらおいしいんじゃない?」

実際に食べてはいないけれど、においや感触、見た目から想像がふくらみ、まるで“未来の献立会議”のようなにぎやかなやりとりになりました。

しその実ひとつで子どもたちの関心がいろんな方向に広がっていく姿がとても印象的でした。

4・5歳児担当