卒園式まであと１８日。振り返るとたくさんの出来事が思い出されます。まずは先生たちが５歳児さんとの思い出を１人ずつ発表しました。「１１月。毎日人参の水をかえてくれてありがとう」の思い出に人参何して食べたかな～と振り返ると…。「人参味噌」「おつゆ」「人参の炒め物」「薬味」…いろんなものを作ってもらいました。それから「９月一番みんなと長くいた親子キャンプ。ウッドデッキでのバーベキューに八森山での流しそうめん、朝は小波渡で魚釣り。２日間にぎゅっと思い出が詰まっていて楽しかったなぁ」の声が上がりました。先生たちの発表を真剣なまなざしで聞いていた子どもたち。
今度は子どもたちに楽しかった思い出を聞いてみました。すると…「誕生会で忍者の衣装をプレゼントしてもらってうれしかった」「体験入学でバスケットのシュートは近くからすると入らないから遠くから走ってきてシュートすると入る。と教えてもらって、そしたらシュートが一回入った！」などなどの思い出を教えてくれました。
子どもたちの嬉しかったことはちょっと保育者が考えていたのとは違っていてこんなことが心に残っているんだと教えられました。
その後２，３，４歳児から年長さんが一番喜びそうな歌をプレゼントしようということで話し合い…４歳児は「365日の紙飛行機」
３歳児は「ジングルベル」２歳児は「こいのぼり」「うれしいひなまつり」を歌い、
５歳児は「believe」をお礼にと歌ってくれました。先生たちからはリンドバーグの「大きくなったなら」それから「きみとぼくのラララ」絢香の「虹色」の歌をどうしてこの曲を送ったかもあわせてプレゼントしました。
今から涙涙の職員も…。大きくなったら「お寿司屋さん。みんなに自分が握ったお寿司を食べてもらいたいから」「漁師。鮪が好きだから」…などそれぞれの夢を教えてくれた５歳児さん。みんなの夢。叶うと良いなぁと思いながら聞いていました。
それから３月２日のことです。地域の方のご厚意でひな街道巡りに連れて行ってただきました。いい天気でバスの中から見る鳥海山と月山がとても綺麗でした。
まずは酒田にある本間家旧本邸さんにお邪魔しました。大きな松がお出迎えしてくれました。
中はお見せできませんが、江戸時代から大切にされてきたお雛様が飾ってありました。お香の道具やお布団などなどこんなにたくさんお雛様の道具があるのだなぁと感じました。
また、若夫婦のお雛様の横に百歳のおじいさん、おばあさんの「相生雛」が飾ってあるのが印象的でした。お雛様や本間家についてとても丁寧にご説明していただき、子どもたちも興味津々で見て聞いて感じておりました。本間家旧本邸のみなさん、大変ありがとうございました。
次は鶴岡の致道博物館さんにお邪魔してきました。こちらにも江戸時代に作られたお雛様がたくさん展示してありました。
子どもたちに聞いてみると「冠が素敵」「屏風が素敵」と細かいところまで見ていました。いろんなお店のおひな菓子も展示してあり、おいしそうでしたね～。こちらはいつもお茶会でお世話になっている遠州屋さんのおひな菓子です。
お雛様の前でお茶会もさせていただきました。
お茶会が始まると子どもたちの雰囲気がふっと変化し…。
綺麗な姿勢と所作を見せてくれました。
その後職員と同行してくれた地域の方と田中宏先生をお客様にお迎えし、子どもたちがお茶のお運びをしました。
すてきなお雛様を前にしてお茶会もさせていただいて大変貴重な経験となりました。致道博物館さんありがとうございました。
そのあとはお昼ごはん。三瀬の坂本屋さんにお邪魔しました。特別にお雛御膳を用意していただき、お座敷でいただきました。
もぐもぐたくさん食べていました。メニューもひらがなで作っていただいて、とってもおいしくいただきました。
坂本屋さん大変おいしいご飯をありがとうございました。
古くから大切にされてきた歴史あるお雛様。今のお雛様とは大きさも形も道具もいろんなところが違っていて、見ていて、お話を聞いていて感動することがたくさんありました。子どもたちも歴史あるものに触れるとても良い機会となりました。ご協力くださった本間家旧本邸のみなさん、致道博物館さん、坂本屋さん大変ありがとうございました。地域の母親クラブの皆さんありがとうございました。
もう１つ。今日は八森山へ春探しに行ってきました。
歩く中でヒメオドリコソウのつぼみやオオイヌノフグリなど小さな花を見つけ、ふくらんできたタラの芽なども見つけました。
この木の芽はなんだか鳥に見えるような…。
色んなものを見たり、ゲームをしながら歩いたり走ったりしていると…。
「春はここでおっきな葉っぱの…なんだっけ～？」「わかった！ふき！」「染物もしたよね～」「数えきれないほどあったよね～」
「ヨモギもいっぱいあった！」「天ぷら」「ヨモギ団子」「蒸しパンとホットケーキ」
などと思い出を振り返るような声も聞こえてきました。もうすぐ卒園の年長さん。思い出をたくさん振り返りながら思いっきり遊んでいきたいなと感じました。
