子どもたちが大好きなリンゴで染物ができないかなと思いました。
リンゴをお部屋に用意すると、、、
子供たちはリンゴを手に取って、「つるつる」と感触を楽しんだり、
「これなあに?」りんごのへたを引っ張ったり、押してみたりを繰り返し・・・
香りを何度も何度も嗅いでいました。
リンゴを触ったり、かいだりしていると、だんだん食べたくなります。そこで、子どもたちの前で皮をむいて食べることにしました。
「もっとちょうだい♪」「あまい」「しゃりしゃりする」とおなか一杯食べました。
お腹もいっぱいになったところで、子どもたちと染物を始めました。
まずはお水に緑茶の葉っぱを入れます。
「はっぱいっぱい」「みどりだねぇ」「まぜまぜしようよ」
そして、リンゴの皮を入れます。長く切れた皮を伸ばしたり、
手でつぶしてみたり。リンゴの良い香りが広がっています。
1歳児さんだけでなく、お兄さんやお姉さんにもリンゴを食べてもらい、皮がたくさんあつまりました。
「まぜまぜしよう!!」と子どもたちも何度も混ぜていました。(おままごと遊びでも、いつもよく混ぜているので、なんだか慣れた手つきでした。)
そして、煮ていくと、茶色に似た色に変わっていき、
和紙は柔らかな黄色に染まりました
白い和紙の色が変わることを不思議に思い、じっくりと見ていました。
翌日も「りんごまたたべようね」「りんごまぜまぜしたいな」と子どもたちがお話をしてくれました。身近な食べ物でも、お腹いっぱい食べたことや、自分で思う存分触った体験は心に残っていくのだなと改めて思い、大切にしていきたいと思いました。
1歳児担任