6月からお世話をしてきた蚕がすべて繭になりました。
優しくまぶしから外してみます。

繭になって10日後、振るとカラカラと音がするようになりました(さなぎになったようです)

毎日、「かわいいね」「まるいね」「白い色だね」などとながめてきたので、このまま成虫になる姿も見たいとも思いましたが、
この繭から糸が取れて、着物やドレスになることを感じられたらと思い、繭を煮て、糸を引き出してみました。
しかし、その糸が長くてなかなか巻き終わりませんでした。


つやつやしたいとは白い色だけでなく、光沢をもった色をしていることに気づいていました。
この写真は2日目の写真ですが、まだ終わりそうにありません。

「細いけどまだ続いている」「大変夜までかかりそう」と糸をつむぐ大変さも体感していました。(1000~1500mあると言われています)
2日目、2人は巻いている途中でよい事に気が付きました。1人が巻いて、1人が糸を引き出す方法を考えつきました。

これが本物の、『糸まきまき、糸まきまき、ひいてひいて とんとんとんとん』
「あれ?、なんで最後はとんとんとんなの?くるくるだよねぇ」
なんてお話をしながらあっという間に巻き上がっていきました。

すると、中から、、、

蚕の蛹が出てきました。蛹さんに「わけてもらってありがとう」と感謝をしました。

貴重な糸を取らせてもらいました。

手間がかかって作られていることをしり、物を大切にすることを心に思ってほしいと思います。

担当:5歳児 そらぐみ