9月の中頃から「こおろぎのえんまくん」と言う紙芝居をみています。
繰り返し読む中で、主人公のエンマコウロギがエノコロコログサ(ねこじゃらし)を食べていることにも気づき、畑にもたくさん生えていることに気が付きました。

よ~くみてみると、同じねこじゃらしでも毛の色が違っていました。金色の毛、緑色の毛、白い毛、紫の毛。
すごい発見をした気分♪

中には食べられたような跡もあり、”エンマコウロギがたべたんだよ”と想像して楽しんでいました。

そこで、ねこじゃらしを集めて、染物をしてみることにしました。

「これはねこじゃらしなのかな?」「ねこじゃらしみたいにふさふさしてないね」「赤ちゃんなのかな?」と気になった草をじっくり見てみます。

また、たくさん生えているところを見つけると「ここに沢山あるよ」と友だちに声をかけて、一緒に摘む子ども達。

「沢山ないと染まらないもんね」と言いながら、沢山摘んでいましたが、「コオロギのご飯だから残しておかなきゃ」という言葉も聞かれました。その言葉を聞いて、みんなが納得したようで、採りきらないようにねこじゃらしを残しながら摘んで歩いていました。

そして、みんなで摘んだねこじゃらしを鍋で煮てみました。
煮ている間にどんな色になるかを話し合ってみると、「今まで黄色になることが多かったから黄色」、「緑色の猫じゃらしが多かったから緑色」「毛の色が紫だったから紫色」「色々な色が混ざったから黒色」ほかにも「橙色、白色」など色々な色になることを考えていました。
みんなで煮た液の色をみると、なんと黒色になっていました!ミョウバンを入れると少し緑がかった黒色になりました。不思議!

しかし、和紙を染めると、薄い黄色に染まりました。「なんで??」と子どもたち。それもまた不思議だね!

みんなで染めた和紙で10月のお茶会の屏風づくりをしたいと思います。
5歳児担任