11月になりました。秋も深まり、紅葉が見ごろとなっています🍂

最近園庭でのおままごとの材料の一つとしてきれいに色づいた葉っぱが使われています。そこでカキの木の色づいた葉と枝を使って草木染を行いました。

トラックに乗せて葉っぱを運ぶ子

 枝からブチンと手に力を入れて葉っぱを外す子 箱に入れて葉っぱを集める子

 それぞれ思うように葉っぱを集めると、あっという間にお鍋がいっぱいになりました。

みんなで焚火のところまで運びます。

「いっぱいだね~」「うん、いっぱいだね~」とお話ししながら運んでいました。

うちわでパタパタと仰いで薪が燃えるようにお手伝いする子もいました。

1時間くらい煮ました。隣で焼き芋もしています♪

時々覗きに来ては「何色になるかな~」「オレンジ色じゃない~?」「緑じゃない??」と予想しあう声も聞こえてきました。

葉っぱをざるでこすと、なんだかドロッとした液体になりました。そこでペーパーで更にこしてみました。「モニョモニョなんだろね?」「茶色だね~」と子どもたち…

こしてみるとモニョモニョはなくなりました。

ミョウバンを入れるとふわっと色が明るくなり、紙を入れると優しい黄色に染まりました。

次の日…

ノリをぬりぬり

障子紙に貼っていきます。

好きなところにぺったん

力を入れすぎると障子紙は「ビリッ」とやぶけ、力加減が難しいようで、穴が開かないように優しく優しくなでて貼っていました。

 草木染した優しい黄色はカキに、紅葉の葉っぱは絵の具で染めました。

月に一度のお茶会で飾る屏風が完成しました。

完成した屏風を見て「わーきれい」「私ここにペタンしたの~」と言いながらしばらくの間眺めていました。

お茶会ではこんな感じで万葉集とお菓子とカキの実が飾られました

自分たちが作った屏風を飾ってお茶会をするお兄ちゃんお姉ちゃんを見学させてもらいました。

それは興味深々な様子でした。

草木染をする中で、葉っぱを自分なりに工夫して集めたり、煮るお手伝いをしたり、何色に染まるのか予想したり、指先を使ってノリをつけ、力加減を工夫しながら貼ったり、完成した屏風を見て「わー綺麗」と感動したり、染物一つで子どもたちの様々な姿を見ることができました。自分たちが作ったものは宝物で、誰かに見てもらいたくて、お茶会では誇らしげな表情をしていて、とてもかわいらしく思いました。

担当:2歳児