いつも黄色いトンカトラックで遊んでいる男の子がいます

お気に入りの一台があり、今日もそのトラックで遊ぼうと

園庭に出ましたが、他の友だちが使っていることに気が付きました。

「〇〇のぶぶない(僕のトラックがない)」と

自分が遊びたかったトラックがないことを教えてくれました。

「後で借りようね」と男の子に声をかけましたが、男の子は

「ぶぶないの~」と繰り返しお話していました。

すると、その声に気付いた友だちが近づいてきて、

にっこり笑顔で、何度も何度も「ど~ぞ~、ど~ぞ~」と自分の

トラックを貸そうとしてくれました。

普段ならお気に入りの一台でないと断る男の子ですが、

この日は友だちの表情を見ながら、そっとトラックに手を

のばしました。

男の子が遊び始めたのを見て、友だちも他の車を取りに行き、

「ただいま~」と戻ってきました。

そして、二人は一緒に車を走らせて遊び始めました。

短いやりとりでしたが、友だちを思い優しく言葉をかける姿に

心が温まりました。

そして、友だちに優しくしてもらい、このトラックであそぼうと

心が動く様子に感動しました。

 

担当:ふくろう組(1・2歳児混合)