田植えの前に泥のことを知る体験をしてもらうことにしました。
朝から「早く田んぼに行きたい!」と話していた年長さんたち。
「オタマジャクシいるかな?」「貝(タニシ)を見つけたら集めよう!」「早く入りたいなあ」と、友だちとの会話も弾みます。
ところが・・・・
いざ田んぼに着くと少し緊張した表情に。
目の前に広がる泥の世界を前に、田んぼの周りを歩きながらどこから入ろうか考えているようでした。
そして入る場所を決めると、不思議なことに子どもたちの足並みがぴたりと揃います。
誰かが先に行くのではなく、みんなで勇気を出して一歩を踏み出そうとしているようでした。
そーっと足を伸ばし、いよいよ一歩目。

「うわ!ヌルヌルする!」
思わず足を引っ込める子もいれば、泥の感触に驚きながらも一歩一歩慎重に進んでいく子もいます。

また、少し進むと泥の中にいるタニシのような貝の生き物を見つけ、興味津々で手を伸ばす姿も見られました。


反応は様々でしたが、少しずつ田んぼの感触や歩き方に慣れてくると、子どもたちの動きも変わっていきます。
田んぼの端から端まで歩いてみたり、一度上がってはまた別の場所から入ってみたり。何度も出たり入ったりを繰り返しながら、田んぼの中を探検していました。


そうして思う存分探索を楽しんだ後は、バランスを崩してズボンに泥が付いたことをきっかけに、遊びがどんどんダイナミックになっていきました。



しまいには、全身に泥をつけたり、寝転がったり、泳ぐまねをしたりと、全身で泥の感触を楽しむ子どもたちでした。




田んぼに着いたときは周りを歩きながら入る場所を探し、みんなで足を揃えて一歩を踏み出していた子どもたち。
いつの間にか全身で泥の感触を味わいながら、田んぼでしかできない貴重な時間を思い切り楽しんでいました。
その慎重な姿と、最後に泥だらけになって遊んでいた姿との違いがとても印象的でした。
5歳児担任














